ヒロの婚活心理学
婚活疲れから一度は諦めかけた男性が、“委ねる勇気”で幸せを掴んだ話
婚活に疲れ、「もう結婚無理」と感じている男性へ。
何度チャレンジしても関係が続かない、心を開けない──そんな男性心理の背景には、実は“回避型愛着”という心理的なパターンが隠れているかもしれません。
この物語は、そんな男性が“委ねる勇気”を取り戻し、真の安心と信頼の関係を見つけた実例です。
婚活疲れ・男性心理・愛着タイプに悩むあなたに、希望のヒントを届けます。
婚活疲れと「自分は結婚無理かも?!」と感じる男性心理
慎一さん(41歳・コンサルティング会社勤務)は、仕事では真面目で信頼される存在。
けれど恋愛や婚活の話題になると、急にブレーキがかかるタイプだった。
「自分みたいな人間は結婚無理かも。結婚してもうまくいく気がしない」と口癖のように語っていた。
直前の真剣交際では「心の距離を感じる」と言われ、途中で終わってしまう。
話を合わせるのは得意だが、踏み込まれると逃げたくなる──いわゆる“優しすぎる回避型”。
そんな慎一さんが婚活メンターひろの門を叩いたのは、両親の老いを感じたときだった。
「このまま独りで生きて行くのか」「親を早く安心させたい」と考えると、胸の奥がざわついた。
恋愛なんかよりも、“信頼できる誰かと生きる”ことを望んでいるだけなのに。
どうすれば心を開けるのかが分からなかった。
結婚どころか婚活が怖い理由(男性心理)も、まだ自分では気づけていなかったのだ。
「もう結婚無理です」と諦めかけた夜──心のブレーキに気づく瞬間
婚活を始めて一年と半年。
仮交際まではいくものの、真剣交際が近づくとなぜか続かない。
「話が浅い」「自分に関心がない気がする」「リーダーシップがぎごちなくて」──女性たちの最後の言葉が胸に刺さった。
彼女たちが求めていたのは“男らしさ”。
だが、慎一さんが見せたのは“頑張る優しさ”だった。
自分を守るために、相手に合わせてホンネを隠していたのだ。
そんなある夜、Zoomカウンセリングで婚活メンターひろに語った。
「もう結婚無理です。婚活なんて向いてません……」。
すると、画面の向こうで、婚活メンターひろは穏やかに微笑んだ。
「いいじゃないですか、泣いたって。まだ心が動いてるだけマシですよ」。
婚活メンターひろが優しく続ける。
「あなたの中の優しさが、まだ誰にも伝わっていないだけですよ」。
その瞬間、慎一さんの目に涙が浮かんだ。
誰かに“否定されない”という経験が、彼にとって初めての癒しだった。
「最後の一人」に出会う奇蹟──彼女が本当に必要だったのは“安心感”だった
「もうこれで最後にしよう」──背水の陣で臨んだ年明けのお見合い。
そこで出会ったのが、柚花さん(38歳・医療事務職、再婚)だった。
彼女はどこか違っていた。
よく笑い、よく聴き、相手のテンポに自然に合わせてくれる。
二度目のデートで慎一さんが「実は、女性が苦手で……」「ダメ出しが怖いんです」と打ち明けると、柚花さんは笑ってあっさり言った。
「そういう人、私は安心できます」。
柚花さんは、結婚の酸いも甘いも経験した“再スタート組”。
失敗を経て、「安心して一緒にいられる関係こそが本当の幸せ」だと悟っていた。
だから、彼の不器用さを“弱さ”ではなく“誠実さ”として受け止めた。
それまでの女性たちは彼に“男らしさ”を求めたが、柚花さんは“人間らしさ”を見た。
その違いが、慎一さんの心の鎧を音もなく外していった。
三度目のデートの帰り道、彼は思った。
「あ、きっとこの人と結婚するんだな」。その予感は、なぜかとても密やかで確かなものだった。
“支える男”から“委ねられる男”へ──回避型愛着を癒す婚活カウンセリング
臨床心理学的にいえば、慎一さんの変化は「回避型愛着」から「安全な愛着」への移行だ。
自分を守るために閉ざしてきた心が、共感的なまなざしに触れて、少しずつ融けていく。
婚活メンターひろは振り返る。
「彼は“頑張る婚活”から“委ねる婚活”へと切り替えたんです」。
結婚は、犠牲ではなく信頼の実験。
彼が掴んだのは、“理解し合うこと”ではなく、“理解されてもされなくても、常に寄り添える関係”。
長年、夫婦仲の悪い母を支える側だった少年──仕事から疲れて帰る母の背中を見て「自分がしっかりしなければ」と思い続けた少年──が、ようやく「支えられてもいい自分」を許した瞬間だった。
(それが慎一さんの「結婚無理」と叫びたい”男性心理”の正体だったのだ。)
婚活とは、単にパートナーを探す活動ではない。
自分の“心の脚本”を書き換える再生の旅でもある。
慎一さんの物語は、そのことをしっかりと証明している──。
ちなみに「回避型愛着」とは、人との距離を保つことで安心を得ようとする心理的傾向のこと。
幼い頃に感情を受け止めてもらえなかった経験から、「頼ることは危険だ」と無意識に学んでしまう。
しかし、慎一さんのように“信頼して委ねる経験”を積み重ねることで、人は再び心を開くことができるのです。
学びと、婚活に疲れた男性へのメッセージ
もし今、頑張ってるのに婚活がうまくいかずに「結婚無理」と諦めかけているなら、慎一さんの事例を思い出してほしい。
男女の恋愛感情は“戦い”ではなく“対話”です。
自分の不器用さを責めるよりも、その中にある誠実さを大切にしてみてください。
強がりの裏には、誰かに理解されたい、愛されたいという切実な願いが隠れているはずです。
愛は“勝ち取る”ものではなく、“委ねていく”もの。
早くから自立しようと頑張ってきた男性ほど、この”委ねる”のが難しいのです。
だからこそ焦らず、比べず、自分のペースで心を開くこと。
そこからしか始まらない関係があります。
婚活は、自分を知り、相手を信じるリハビリのようなもの。
あなたの“委ねる勇気”こそが、手にしたい未来を動かしていくでしょう。
(婚活メンターひろ)
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