ヒロの婚活心理学
第9回|蛙化の先にある“トゥルー・ラブ”──二人でしかつくれない現実
恋をしていて「なんか違う」と胸が冷める瞬間、きっと誰にでもありますよね。SNSには笑顔のカップルやおしゃれなデートの写真が並ぶのに、自分の関係は地味で不完全に思えてしまう。そんなモヤモヤは、よく“蛙化”と呼ばれます。
でも、その違和感で終わらせるのではなく、その先に見えるものこそが本物の愛(トゥルー・ラブ)の始まりかもしれません。
幻滅を超えたときに見える風景
「思っていた人と違った」──婚活でも恋愛でも、そんな瞬間は避けられません。
けれど、それは必ずしも別れの合図ではありません。
むしろ幻滅を経て初めて、相手の人間らしい弱さや不完全さを受け止められる自分になっていきます。
蛙化は、二人の関係をより現実的で強いものに変えていく通過点なのです。
「愛と死と性」に向き合うのが結婚
愛と死と性は、どれも人間の根源にある体験です。一人で生きる道を選ぶ人も、それを避けて通ることはできません。
ただ、二人で生きる道を選んだとき、それらの体験はより立体的になり、人生という舞台のステージが一段と変わるのです。
喜びも悲しみも倍に広がり、時に重さを伴いながらも、そこに深い意味が宿ります。
それは「愛を考えずに済む人生」よりも、はるかに人を豊かに成熟させていくのではないでしょうか。
そこに触れずに生きるのは、どこか片方の目を閉じているような不完全さを残すのだと思うのです。
二人だけの“現実”を編む
映える写真や派手な演出ではなく、毎日のご飯、日々の会話、ちょっとした支え合い。
その積み重ねが“二人だけの物語”になっていきます。
時には意見がすれ違ったり、不安を感じたりもしますが、そのプロセスを一緒に乗り超えることで愛の絆は深まります。
完璧ではない相手を愛するのは勇気がいること。
でも、その先に芽生える安心や「この人となら大丈夫」という信頼は、SNSの世界では決して手に入らない、大切でかけがえのない宝物になるのです。
婚活の現場での実例
ある女性は、婚活で出会った男性に「もっと頼りがいが欲しい」と感じ、理想と違うと落胆しました。
けれど付き合いを重ねるうちに、彼の誠実さや一緒にいて心が休まる感覚こそ自分が本当に求めていたものだと気づきます。
肩書きや条件ではなく、“一緒にいると安心できる人”が、彼女にとっての運命の相手でした。
そこから二人は信頼を積み重ね、成婚へと進んだのです。
一方で、ある男性は、最初は女性の華やかさや外見に強く惹かれていました。
ところが付き合いを続ける中で、彼女が見せる思いやりや小さな気遣いに心が動きます。
派手さではなく、日常を安心して過ごせる癒しこそ自分にとって大切だと気づいたのです。そこから彼は彼女を「特別な存在」として受け止め、二人は互いの生活を支え合う関係へと育っていきました。
こうした事例は一部にすぎません。リアルラブでは、会員の皆さまがそれぞれの背景や価値観を大切にしながら、数多くの成婚へとつながっています。
もっと知りたい方は、ぜひ成婚事例集はこちらをご覧ください。
トゥルー・ラブとは何か
トゥルー・ラブは、派手なサプライズや映画のような瞬間から生まれるものではありません。
幻滅を超えたあとも「それでも一緒にいたい」と選び続けること。お互いの弱さを抱えながら歩みを重ねること。
それこそが二人だけにしかつくれない”地上の天国”の形です。
婚活はその入り口、出発点に過ぎません。
婚活で蛙化に直面したとき、それを「もう終わり」と決めつけるのではなく、「ここから始まる」と考えてみてください。
その視点の転換が、あなたの未来を大きく変えるはずです。
(婚活メンター・ひろ)
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バックナンバー:
- 第1回|蛙化とは何か?基本の理解
- 第2回|承認欲求と蛙化現象
- 第3回|婚活と蛙化現象──「良い人なのに好きになれない」の正体
- 第4回|蛙化克服のヒント
- 第5回|蛙化現象の男女差──それぞれの心に潜むトラップ
- 第6回|SNS時代の蛙化現象──「映える恋」と婚活のリアルな恋の落差
- 第7回|理想が壊れるとき、愛は本物になる──蛙化を超える成熟
- 第8回|蛙化と恋の幻想──記号が作る恋と幻滅の構造
シリーズを通して読むことで、蛙化の理解がより立体的に深まります。