ヒロの婚活心理学

逢っても逢っても「好きになれない」と、悩む人は多い——婚活心理学

結婚式で優しく手を取りあうカップル


【チェックリスト|「好きになれない」と感じるときの“婚活疲れサイン”】

【Yes/No】


・会った日は平気なのに、帰宅後にどっと消耗する

・「相手が悪いわけじゃないのに無理」と感じて自己嫌悪になる

・沈黙が怖くて、会話を回し続けてしまう

・“いい人”に会うほど、なぜか気が張る

・「ちゃんとしなきゃ」で交際が仕事みたいになる


Yesが3つ以上なら、あなたの悩みは「人を好きになれない性格」や「理想の高さ」ではなく、心身の警戒モード(ON状態)が抜けにくくなっている可能性があります。



実はこの悩み、多くの場合「人を好きになれない」のではなく、「ひとりで頑張るモードが抜けない」ことから始まっています。
→【リアルラブ|婚活でひとりで頑張ってしまう人の傾向




目次:

01|「逢っても逢っても、好きになれない」

02|好きになれないのは、恋愛下手ではなく「OFFになれない」から

03|「一緒に休める人か」は、相手にも必ず伝わっている

04|好きになれた人が、最後に手放したもの
05|【成婚のためのエクササイズ】



うなだれて思い悩む若い女性


01|「逢っても逢っても、好きになれない」





彼女は、フリーランスのWebデザイナー。
仕事は一人で取り、納期を守り、品質にも妥協しない。自分で考え、動き、結果を出してきた。

気づけば40代後半。50代が、もう視界に入っている。生活は破綻していないし、仕事も回っている。


それでも、ふとした瞬間に思う。 「……私、もう正直、疲れてるな」

怠けたいわけじゃない。投げ出したいわけでもない。

ただ、一度でいいから、ちゃんと休みたい。
そう思って婚活を始めた。


「ひとりで全部を背負い続ける人生を、そろそろ終わらせたくなった」からです。


ところが、逢っても逢っても、人を好きになれない。

相手は悪くない。条件も現実的で、誠実そうで、会話も成立している。


それなのに、「この人と一緒に生きていく感じ」が、どうしても湧かない。


ここで多くの人が、自分を責め始めます。


「私が冷たいのかもしれない」

「理想が高すぎるのかもしれない」

「結婚に向かないのかも」


けれど、婚活心理の観点から見ると、これは“選り好み”や“贅沢”の問題ではありません。

多くの場合、それは“心のブレーキ”の問題です。




02|好きになれないのは、恋愛下手ではなく「OFFになれない」から





逢っても逢っても好きになれない人の多くは、感情が乏しいわけではありません。

むしろ、感受性は高いほうです。


ただ、感情が動く前に、体が先に身構えてしまう。

仕事で鍛えられた「ちゃんとする力」「先回り力」「失敗しない力」が、婚活の場でも自動的に立ち上がるのです。


すると交際は、無意識のうちに“評価と管理”の場になります。

粗探しをしたいわけじゃないのに、細部が気になる。


相手は優しいのに、なぜか安心できない。

逢ったあと、どっと疲れる。


これは相性以前に、あなたの心身が「ここでは弱くなってはいけない」「隙を見せてはいけない」と警戒しているサインです。


ここで大事な視点があります。

あなたが本当に求めているのは、「楽しい相手」や「ドキドキする相手」ではなく、「力を抜いていられる相手」ではないでしょうか。


40代後半からの婚活は、刺激や盛り上がりで関係を始める体力がなくなるというより、 そこに価値を置かなくなっていくプロセスでもあります。


相手に欲しいのは、説明しなくても分かろうとする姿勢。

弱っているときに、評価しない眼差し。

人生の話を、軽く消費しない人間性です。


恋愛感情より先に問われているのは、 「この人の前で、私はOFFになれるだろうか」という一点なのです。



頭では分かっていても、実際の交際の場面では元に戻ってしまう。それを前提に、「1人で頑張らない」ための考え方をまとめています。休みたいときに
そっと覗いてみてください。

→【リアルラブ|伴走型カウンセリングの考え方




一緒に芝生に座って掌と掌を重ねあうカップル


03|「一緒に休める人か」は、相手にも必ず伝わっている





ここで、視点を少し反転させてみましょう。

この人といると、私は気が休まるだろうか。沈黙が気まずくないだろうか。 無理に元気でいなくても、大丈夫だろうか。 弱音を吐いても、関係は壊れないだろうか。


実はこれらは、男性側も同じように感じ、同じように見ています。40代後半以降の男性もまた、仕事や責任で消耗し、「分かってもらえない前提」で生きてきた人が少なくありません。

彼らもホンネはそろそろ休みたいのです。安らげる場所が欲しいと思っている。


だから、 評価されない関係、正解を出さなくていい会話、力を抜ける相手を探しています。


ここで起きやすいのが、静かなすれ違いです。

あなたが“ちゃんとしている”がゆえに、相手はあなたを「1人でも大丈夫な、強い人」だと受け取ってしまう。

(「自分でなくてもいいや」と感じさせてしまう。)


あなたは本当は休みたいのに、無意識に笑顔で場を回す。

相手は「この人は平気なんだ」と安心し、距離の詰め方を変えない。


その結果、あなたの疲労だけが溜まり、 「私ばかり頑張っている」「どうして分かってくれない」という感情に変わっていく。

派手な衝突はないまま、静かな消耗で関係が終わる。


これが、逢っても逢っても人を好きになれない人が、何度も繰り返してしまうパターンです。


打ち手は一つしかありません。

「休める関係」を、偶然待つのではなく、関係の中で少しずつ作っていくことです。


次のデートで、小さな実験をしてみてください。

「今日は少し緊張してる。でも逢えてうれしい」と10%だけ言ってみる。沈黙を、30秒だけ許してみる。相手の提案に、一度だけ「それ、助かる」と添えて返してみる。


恋愛感情を生み出そうとするのではなく、“一緒にOFFになる練習”のつもりで始めてみるのです。




分かってはいるけれど、実際のデートや交際の場面になると、どう振る舞えばいいか分からなくなる。その“準備と振り返り”を一緒に整理するのが、メンタリングセッションです。

→【リアルラブ|メンタリングセッションのご案内





04|好きになれた人が、最後に手放したもの





成婚していく人が、最後に手放していくのは、 「ひとりで頑張ることが正しい(誰かに、特に異性に甘えたり、頼ってはいけない)」という信念です。


強く見せなくていい。

自立を証明しなくていい。

分かってもらえない前提で、話さなくていい。


“ひとりで踏ん張るモード”を降りたとき、関係は音もなく、しかし確実に動き始めます。


あなたが欲しいのは、依存先ではありません。

でも、孤独を分担する同僚でもない。


ただ、「今日はもう頑張れない」と言える相手。人生の話を、軽く消費しない相手。これからの時間を、現実として語れる相手です。


逢っても逢っても人を好きになれないのは、 あなたが冷たいからでも、選り好みしているからでもありません。

人生を、雑に扱えなくなった証拠です。



そして、ここが婚活カウンセリングの本題です。
頭では分かっていても、実際の場面でできないことがある。
それは意志の弱さではなく、長年の反応パターンが“自動運転”になっているからです。


婚活で伴走が効くのは、正解を渡すためではありません。交際の具体的な場面を材料にしながら、「自己理解 → 行動の微調整 → 関係の再構築」を、現実の中で一緒にやっていくからです。


カウンセリングとは名ばかりの相談で終わっていた人が変わるのは、この“Doまで一緒に行く設計”があるときです。


逢っても逢っても、人を好きになれない。 そう悩めるほど、あなたはこれまで、ちゃんと生きてきました。

次のパートナーは、人生を盛り上げる人でなくていい。


あなたが静かにOFFになれる場所を、 一緒につくっていける人であれば、それでいい。

その基準で選っていいし、そのための“関係のつくり方”は、今日から変えられます。




「どう考えるか」ではなく、「実際の交際の中でどう関わるか」。一人ひとりの状況に合わせて、関係の作り直しを伴走するカウンセリングです。
→【リアルラブ|婚活カウンセリングのご案内



いきなり申し込む必要はありません。まずは今の悩みを整理するだけでも、見える景色が変わることがあります。
→【リアルラブ|無料体験カウンセリングへのお誘い


「同じところで悩んでいた人が、どう変わっていったのか」。実際の成婚事例と、会員さんのリアルな声をご紹介しています。

→【リアルラブ|成婚事例・現会員の声




後ろからハグされ花束を持つ花嫁


05|【成婚のためのエクササイズ】





ここまで読んで、「分かる。でも実際の場面になると、また同じことをしてしまいそう」と感じた人も多いはずです。

それは当然です。長年身につけてきた反応は、意志ではなく“習慣”だからです。


だから必要なのは、気合や自己改革ではありません。

毎日、ほんの少しだけ“OFFになる練習”を積み重ねることです。


以下は、成婚していく人たちが自然にやっていることを、意識化したエクササイズです。



■ エクササイズ①|

1日1回「今日は、どこで力が入っていたか」を言葉にする(1分)


夜、寝る前に一行だけ書く、もしくは心の中で確認します。 「今日は〇〇の場面で、ちゃんとしていたな」 評価は不要です。反省もしなくていい。ただ“気づく”だけで十分です。


■ エクササイズ②|

小さな「助かる」を受け取る(実践)


誰かに何かをしてもらったら、軽くでいいので「それ、助かります」と口に出します。相手に好かれるためではなく、自分が“一人で背負わない感覚”に慣れるための練習です。


■ エクササイズ③|

沈黙を10秒、待ってみる(対人場面)


会話が途切れたとき、すぐに埋めようとせず、心の中で10秒数えます。沈黙=失敗ではない、と体に教えるためのエクササイズです。


■ エクササイズ④|

「今日は〇割OFFでいく」と決める(朝)


朝、出かける前に心の中で決めます。「今日は7割でいい」「今日は5割でいい」これだけで、交際の場が“評価の場”から“共有の場”に変わり始めます。



この4つを、完璧にやる必要はありません。思い出した日だけでいいし、1つだけでも十分です。


大事なのは、 「好きになろう」「心を動かそう」とすることではなく、「OFFでいられる時間を、現実の中に増やす」こと。

関係が動き出すのは、そのあとです。