第157号「曲げられない女…?」


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 2010年 3月24日(水) 第157号
   「曲げられない女…?」
相談室リアルラブ http://www.reallove.to/
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みなさんこんにちは!
リアルラブの湯田佐恵子です。

もう恵比寿の桜は3連休でちらほら咲き始めました。
いつもより早いので、嬉しいようなさびしいような(笑)

でも、「時が過ぎることを怖れている」のだとしたら、
それは人生の醍醐味をまだ知らない(笑)かも
と感じる今日この頃です。

年齢とともに、より人生を楽しみ、
そして前に進む機会をつかみ
より一層成熟していきたいものです。

さて、先週の水曜が最終回だった
菅野美穂主演のドラマ「曲げられない女」を
今日はテーマに取り上げてみたいと思います!


とはいっても、ストーリー自体を言ってしまうと
まだ見てない方には申し訳ないですので
要旨だけお伝えしますね。

この物語を通して私がお伝えしたいのは
「自分の『信念』を貫きながら本当に望む状態を
手に入れるためにはどうしたらいいか?」
です!


弁護士になるために10年も司法試験を受け続けている
ものすごく正義感の強い30代女性の物語で
かなりディフォルメされて漫画チックなところも多く
ちょっと現実的じゃないんじゃないの?と
思えるストーリーもたくさんありましたが
でも、「こういう人って案外いるよね?」と
妙に親近感を感じるところも多々あります。


エニアグラムを知っている方には
「これは典型的なタイプ1(完璧主義者)の物語!」
と言えば、どういう話か大体想像がつくかもしれません。

自分なりの基準があって
正確さがないと正さずにはいられなかったり
不正があったりするとどうしても許せなかったりします。

このタイプは、自分の中にある基準を、
ついつい他人にもあてはめたくなったり、
自分自身の作った厳しい基準に常日頃自分をも追い立てているので
何かと言うと罪悪感に駆られやすく、究極のところ
自分自身の首を絞めてしまいやすかったりするんです。


でもそういった、ありがちな性格ではありますが
彼女のその、どうしようもない生まじめなその性格は
回を追うごとにどんどん成熟していくのです!

ある意味「ちょっと普通じゃない偏屈な生き方」に対し
自己肯定感を確立していく過程を描いた物語。

そこに、私はテレビドラマにはあまりない
新しさがあるように感じました。


もちろん、
「10年も本気で努力しているのに司法試験に受からない」のは
何かうまくいかない理由があるのでしょう。

ものすごい努力家である半面、
あらゆるところに「完璧を追求してしまう性格」ですから
これ自体がかなり大きな要因になっているかもしれません。


でも人はみんな「同じ」ではないんですよね。

誰かが1年でやれたことを自分が5年かかったからと言って
どちらが優位かどうかなんて自分の人生とは関係ないですものね。

その人が欲しい状態を手に入れるのに時間がかかるのには、
もしかしたら、それだけのとても大きな肯定的な意図が
あるのかもしれません。


実際私たちもそうですよね?
早く結婚できたからと言って得なわけじゃないですよね?
遅い人よりすごく幸せ、と言うわけでもないかもしれません。

ですから「まだ結婚相手が見つからない」からと言って
自分が人より劣っているわけではありません。(笑)

ましてや「きっと一生みつからないんだ…」と思いこみ、
投げてしまったりするのは大間違いです!


ただ、欲しい状態が手に入らないなら、
何かそれなりの理由(肯定的意図)があるのかもしれないですよね。

一体それは何なのか、自分は何がしたくて
手に入れたいものを先延ばしにしているのか?

そんな風に優しく自分に問いかけてみると
もしかしたら、何かわかるかもしれません。


…でも、これって、もともと、ある程度自己肯定感が
あったりしてないと、なかなか難しいのです。

私自身がそうでしたが、
「何かがうまくいっていない…!」ということは感じても
なかなか自分自身の意識下の声を聞くのは難しい…。


ドラマの「曲げられない女」も
一人でいろいろ試行錯誤してきたけれど、
うまく行かなかったのですね。


転機は、「友達」でした。

「そんなものはいりません!」が口癖の主人公ですが
人とのかかわりというものが、どれほど意味深いか
だんだん気付いていくのです。

今までの彼女の独自なスタイルを、
変えることなく(ここが面白い。笑)
むしろ、磨きをかける形で
前向きに発展させていくことができたのは
人とのかかわりだったのです。

ずっと自立型だった彼女が、生まれてから
言ったことのなかった言葉。
それは「助けて…」という言葉でした。

一人で頑張るだけではなく、本音をありのまま伝えて、
時には「助けてもらおう」、関わり合おうとする姿勢が、
さらに自分自身を、自分らしく磨いていったのです。

これって、それ自身が「パートナーシップ」の
醍醐味ではないでしょうか。

あなたに、今深い理解者がいますか?

人の生き方は本当に様々。

あなたの生き方をありのまま肯定するためにも
まずは、あなたの周りにあなたの理解者を作るといいですね!

そしてどうか、自分の大事な人生を
我慢してしまわないでくださいね。


主人公の彼女のように
「あとちょっと…」と言うところまできていながら
ついに力尽きて絶望して、せっかくの努力を
すべてあきらめてしまいがち。

自分一人だけでは、自分が今、どんな位置にいるのか
とても気付きにくいのです。

失敗しても「いいところまで行ってたよ!
あとちょっとだったよ」と言ってもらえれば、
安心してまたチャレンジでき、
ゴールはすぐそこにあったりするのです。


もし、あなたが
ホントに望む人生を作りたいなら…

そしてそのためにも
心から話せる人を求めているなら…

ぜひリアルラブにご相談ください♪

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★次回の「自分を好きになるワークショップ」は
今週末3月27日(土)のよる6時から!

「人間関係に深い影響を与える親との関係」

私たちの人間関係に対するパターンのほとんどは
親との関係から生まれる、といっても過言ではありません。

生まれてすぐに遭遇した自分とは別の大きな存在。
その存在から安心や関心を得るために、
私たちは物心つく前からあらゆる事をチャレンジし、
無意識にそれぞれが自分の得意なやり方を会得して
成長していきます。

今回のテーマは親との関係性がタイプの違いによって
自分の人間関係や男女関係のパターンにどう影響されて
いくのか気付いていきます。

日時:3月27日(土) 18:00~21:00
場所: 恵比寿区民会館 03-3461-3453
150-0021渋谷区恵比寿西2-8-1
料金: 一般 4,000円  会員2,000円


★4月の「自分を好きになるワークショップ」は下記。

<幸せ発見講座>
日時:4月8日(木)7時~9時
場所:恵比寿区民会館
料金:会員500円、一般2000円

<エニアグラムワークショップ>
日時:4月29日(木・祝)6時~9時
場所:恵比寿区民会館
料金:会員2000円、一般4000円

詳細はまた次回お知らせします。
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湯田佐恵子 
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